ブーメラン竹とんぼを飛ばしてみよう
ブーメラン竹とんぼは、飛ばし方のコツを覚えると20~30m先まで飛んでいき、そこから手元まで戻ってくるようになります。しかし、そこまでいくには練習が必要です。
「1. 飛ばす前に」「2. 基本編」「3. 応用編」の順にやってみましょう。
- 飛ばす前に
- 基本編
- 応用編
1. 飛ばす前に
飛ばす場所
広い公園や河原、体育館などで、まわりに人がいないことを確かめて遊びましょう。
無風、または草木の枝の先端がわずかに揺れる程度の微風が最適です。
近くに人がいる場所では飛ばさないでください。ケガをする危険があります。
持ち方
竹とんぼの軸を手のひらではさみ、両腕を胸の前にのばします。
このとき、竹とんぼの軸を少しだけ前方に傾けます。
必ず腕をのばし、顔から離して持ってください。また、竹とんぼを自分の顔の方へ傾けないように注意してください。
1. 基本編
まずはウォーミングアップ。最初は、普通の竹とんぼの飛ばし方を覚えましょう。
飛ばし方
(1)
竹とんぼの軸を手のひらではさみ、両腕を胸の前にのばします。
このとき、竹とんぼの軸を少しだけ前方に傾けます
(2)
左手は動かさずに 左手を壁にして 右手を前方に滑らせ軸に回転力を与える。、右手を前に押し出し、手のひらで竹とんぼの軸をこするようにして回転させます。このとき腕で放り投げる必要はありません。
(3)
竹とんぼを 両手で垂直にもち 軽く飛ばしてみてください。
上に投げるのではなく、あくまでも 右手と、左手の横の運動だけ にしてください。自分の上方1mぐらいまで、飛ばしてキャッチ! 飛ばしてキャッチ! 飛ばしてキャッチ! それを 何度も繰り返します。
ヘリコプターのホバーリングのような動きをするようになれば合格です。
(4)
自分の上方1mぐらいまで、飛ばしてキャッチ! 飛ばしてキャッチ! 飛ばしてキャッチ! それを 何度も繰り返します。
ヘリコプターのホバーリングのような動きをするようになれば、基本編は終了です。
2. 応用編
基本ができたら、次は、ブーメラン竹とんぼの飛ばし方です。
(1)
竹とんぼを持った手を腰の脇で写真のように構えます。
このとき、竹とんぼの軸を少しだけ前方に傾けます
(2)
竹とんぼを回転させながら、腕を身体の前に送り出します。
(3)
腰を回転させながら、右手を前に押し出し、竹とんぼの軸を回転させつつ、腕を大きく前にのばします。
だんだん竹とんぼが、身体の一部になってきます。空中でのブーメラン竹とんぼは、羽根と軸の接合部を支点にし 軸が振り子運動をするので、それを利用して飛ばしてください。それが、戻ってくるためにもっとも必要な運動です。
軌道イメージは次のようなものです。
投射された機体が前方に傾き遠方に向かいます。やがて軸は垂直になり、回転速度が落ちてくると上昇に転じ高度を確保します。一番高度のあるその時、軸の下部が外側に位置していれば、自分の方へ滑空が始まり 帰ってきます。
ここまで回転力を与えられるようになるには、ちょっと時間がかかるでしょう。
この竹とんぼは、天気のよい微風のなかで遊ぶのが、とても楽しいものです。
自然の風を読み、投射角度と力加減を決め 予想練習どうりに手元に帰ってきたときには、自然と一体となって遊んでいる気持ちになれます。ぜひ、何度も練習してみてください。